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橋本コレクション 指輪

私たちにとって、もっとも身近な宝飾品である指輪。装飾だけでなく護符や印章にも使用され、その起源は、紀元前3000年紀のシュメール文明までさかのぼるといいます。個人コレクターである橋本貫志氏(1924~)が、国立西洋美術館に寄贈した約870点の宝飾品コレクションの中から、指輪約300点を紹介する展覧会が開催されています。
<会期:2014年7月8日(火)~9月15日(月)>

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時を超えて輝きを放ってきた指輪だけに、そのデザインは多種多様。ガラスの上に金箔で表された女神、宝石に彫られた肖像、アールヌーボーの植物や昆虫の繊細な造形、精緻なベゼルの装飾、そして、散りばめられたダイヤモンドのきらめき―。次々と現れる指輪のかずかずに、時を忘れて見入ってしまいます。

指輪は、死と婚礼にも深く関わってきました。二つの指輪を重ね合わせるとハートになりますが、中を開くと骸骨が現れるギメル・リング。ギメルとはラテン語で「双子」を意味するそう。幸福と死は、隣りあわせなのですね。

国立西洋美術館ならではの工夫が凝らされているのは、「絵と指輪」「モードと指輪」のコーナー。「絵と指輪」では、ロセッティ(1828~1882)「愛の杯」(1867)、ルノワール(1841~1919)「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」(1872)などの所蔵作品が展示されています。絵の中の女性が、指輪を身に着けているのです。

「モードと指輪」では、18世紀から20世紀前半のドレスとともに、同時代の指輪が展示されています。ドレスをまとったマネキンは、日傘を持っていたり、ブローチやイヤリングを身に着けて、当時のモードを再現。ウジェーヌ・ブーダン(1824~1898)の絵画作品「トルーヴィルの浜」(1867)が一緒に展示されていますが、絵の中に描かれた砂浜で遊ぶ女性たちが、すぐそこにいるかのような印象を与えます。しなやかなプリーツが身体を覆うフォルチュニイ(1871~1949)のドレスは、古代ギリシヤ風の衣服の女性を描いたドニ(1870~1943)「踊る女たち」(1905)とともに。指輪とファッション、そして美術との関連性がよくわかります。

他にも、時計がはめ込まれた指輪や蛇とファラオの指輪など、ユニークなモチーフもあり、ひとつひとつの指輪の小宇宙を堪能できます。単眼鏡をお忘れなく。

展覧会のホームページはこちらから
国立西洋美術館

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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