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だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵

嘘か誠か、現実と虚構空間の境目をあいまいにする「だまし絵」。2009年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催され好評を博した「だまし絵」展が、「だまし絵Ⅱ」として蘇りました。古典的な「だまし絵」だけでなく、20世紀後半以降の前衛的な作品も多数、見ることができます。
<会期:2014年8月9日(土)~10月5日(日)>

601.jpg

前回、今回ともメインビジュアルに使用されているのは、アルチンボルド(1526~1593)の作品。今回の「司書」(1566頃)は、髭の男性の肖像画にも、積み重なった本の絵にも見えるダブル・イメージ。頭と身体は本、手は本のしおり、髭ははたきで構成されています。実在の博学な人物を「本の虫」として茶化しているのだとか。

クリストフェル・ピアーソン(1631~1714)の「鷹狩道具のある壁龕」(1660年代)は、壁のくぼみに道具が置かれていますが、くぼみの奥にうつる影が奥行きを感じさせ、手前にあるものが飛び出して見える不思議な絵。実物大で描かれていることで、本物感が増しています。

現代のだまし絵は、絵画にとどまりません。福田繁雄(1932~2009)の「アンダーグラウンド・ピアノ」は、何ともつかない造形の集合体が、鏡に映すとグランドピアノに見えるという作品。ラリー・ケイガン(1946~)の「蚊Ⅱ」(2007)、「トカゲ」(2008)も、金属線の抽象的な造形なのに、ある決まった位置から光をあてると、影が蚊やトカゲの形に見えます。

パトリック・ヒューズ(1939~)の「広重とヒューズ」(2013)は、凹凸のある立体絵画ですが、鑑賞者が左右に動くと平面に見え、描かれているイメージが動いているように見えるイルュ―ジョン。脳の中で切り替えができなくなり、立体なのか平面なのか、よくわからなくなります。

おなじみのルネ・マグリット(1898~1967)、ダリ(1904~1989)、エッシャー(1898~1972)なども展示され、魔訶不思議な世界が展開します。自由な気持ちで体感したい展覧会です。さりげなく片隅に、だますように展示されている須田悦弘(1969~)の作品も、ぜひ、見つけてくださいね。

展覧会のホームページはこちらから
Bunkamuraザ・ミュージアム

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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