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清川あさみ個展 TOKYOモンスター

何かを着ているはずなのに、彼らはみんな裸に見える。傷つきやすい生身の体をさらして、それでも、街に出ずにいられないんだろう。―本谷有希子

原宿ファッションやネット社会の原点であった1990年代。写真に刺繍を施すアーティスト清川あさみが、当時の原宿ストリートファッションのスナップ写真を素材に、新作を発表しました。カラフルなファッションの若者たちの顔部分に刺繍を施し、独自のイメージを伝えています。パルコミュージアムで開催中です。
<会期:2014年11月29日(土)~12月15日(月)>

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清川の作品ひとつひとつには、劇作家・小説家の本谷有希子の言葉が添えられています。傘からたれた雫が涙のような刺繍には、「クラスではいじめられっこ」。自分だけを映す鏡の刺繍には、「いつも自分だけ」。金魚でいっぱいの空間の刺繍には、「そろそろ、限界」。暗闇に浮かぶ蜘蛛の巣と蝶の刺繍には、「暗闇の中で生きたい」。「全身が傷口」と添えられた作品は、身体にも赤の包帯を纏っています。

本谷の言葉は、「仲間を探してる」「足りないし、埋まらない」「好きな人も嫌いな人もいない」「私以外はみんな偽物」「夢ってどこに落ちてんの?」「宇宙でひとりぼっち」「同じ血を流したい」と続きます。

浮かんでくるのは、カラフルで奇抜なファッションを纏いながら、心の中には孤独を抱え、未来を探してさまよう若者の姿。さまざまな思いは胸にしまい、ファッションで自分を大きく見せている若者たちを、清川は「いとおしいと思った」といいます。90年代の写真を使用してはいますが、時を超えて、若者と呼ばれる存在の心情そのものを表現しているのかもしれません。

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会場の中央には、レースで作られた心臓のオブジェ。心臓に向かって、黒の迷路が続いているような展示空間に、TOKYOモンスターがさまよっています。

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展覧会のホームページはこちらから
パルコミュージアム

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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