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伝説の洋画家たち 二科100年展

1914年10月、上野で第1回展が開催された二科展は、今年、100回の節目を迎えます。文部省美術展覧会(文展)の鑑査に不満を抱いた一部の洋画家たちが、新旧の画風に従い二科制設置を願い出ますが聞き入れられず、在野の公募展を立ち上げたのがはじまりだったそう。日本を代表する画家たちの二科展出品作をずらりと集めた記念展が、東京都美術館で開催されています。
<会期:2015年7月18日(土)~9月6日(日)>

201505 260

第3回展出品作である東郷星児(1897~1978)「パラソルさせる女」(1916)。見慣れた美人画とは異なる前衛風の作品ですが、留学経験のない東郷が独自の解釈により制作したといいます。第4回展には、萬鉄五郎(1885~1927)が「もたれて立つ人」(1917)を出品。手足を折りたたみ、窮屈そうに画面に収まる人物を描いたこの作品は、日本初のキュビスム絵画とされています。伝統を重んじる文展に対し、新しい作風の絵画が評価された二科展の特徴がよくわかります。

マティスに師事した中川紀元(1892~1972)「アラベスク」(1921)は、第8回展出品作。赤、緑、ブルーと鮮やかな衣装をまとった女性たちとスーツ姿の男性たちが、にぎやかにカフェのテーブルを囲んでいます。簡素化された輪郭線で描かれた人物は、新鮮でモダンな印象。

憧れのパリに向かいながら、僅か半年の滞在で帰国した小出楢重(1887~1931)は、文展には4年連続落選。友人の広津和郎に二科展出品をすすめられたといいます。第11回展出品作「帽子をかぶった自画像」(1924)には、白のスーツとマルセイユで買ったお気に入りの帽子をかぶってカンヴァスに向かう、自らの姿が描かれています。日本人の描く油絵を目指した小出は、渡仏以降、洋服を着てすごすようになったそうです。

他にも、藤田嗣治(1886~1968)の“乳白色の肌”のイメージとは異なる女性像や、熊谷守一(1880~1977)と有島生馬(1882~1974)がお互いを描きあった肖像画など、見ごたえのある作品が集結しています。

展覧会のホームページはこちらから
東京都美術館

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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