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三浦啓子グラスアート展 光の軌跡

街のそこここで、クリスマスイルミネーションが華やいだ輝きを放つ季節。ギャラリー内に展示されているのは、バラをモチーフとした衝立やドームランプ、クリスマスツリーを描いたキューブランプ、そして、色とりどりのガラスをはめ込んだアルミキューブなどのグラスアート。色鮮やかなガラスを黒の樹脂でつないで作られています。銀座、並木通りにあるノエビア銀座ギャラリーで、この季節にぴったりの輝きの展示が開催されています。
<会期:2015年11月2日(月)~2016年1月8日(金)>

201505 581

展示作家である三浦啓子さんは、国内外の教会、ホテル、公共施設など、建築物を彩る作品を多数手がけるグラス・アーティスト。過去に教会を訪れた際、ステンドグラスごしに差し込む光の美しさに心をうたれ、「この光をなんとか自分の手で表現したい」と思ったことが、作品づくりの始まりだったそう。渡米し、ハーバードアートスクールでステンドグラスを学ばれますが、「戦慄を覚えるような迫力を表現したい」と、ガラスやガラスを支える素材にもこだわって、独自の技法を開発されました。

それは、分厚いガラスをハンマーで彫刻のようにカットし、樹脂で結合させる「ロクレール」という技法。一見、ステンドグラスのようですが、ステンドグラスより4~5倍も厚いガラスが使用されているとのこと。手作りのガラスをハンマーでカットするため、内部の気泡やハンマーの跡など、ひとつひとつのガラスに表情があり、オーラのような光の芸術を創造します。ランプ以外の作品にも照明があてられており、ガラスを透過する光で作品自体が光を放ち、魂を宿しているかのように感じられます。

クリスマスイルミネーションと合わせて、光のアートが堪能できます。
201505 570

展覧会のホームページはこちらから
ノエビア銀座ギャラリー

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

村上隆の五百羅漢図展

国際的にも評価の高い村上隆(1962~)は、東京藝術大学で日本画において初の博士号を取得しています。であるからか、活動初期より、アニメ・漫画のキャラクターを伝統的な日本絵画と融合させる取り組みを行っていました。村上の「五百羅漢図」は、狩野一信(1816~1863)が100幅もの羅漢図を描いた「五百羅漢図」を、美術史家である辻惟雄(1932~)から紹介され、触発されて描いた作品。全長100メートルにも及ぶ村上の大作を堪能できる展覧会が、森美術館で開催されています。
<会期:2015年10月31日(土)~2016年3月6日(日)>
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「五百羅漢図」は、500の人の苦しみを癒やすともいわれ、東日本大震災後、いち早く支援してくれたカタールへの感謝を込めて、2012年にドーハで発表されました。白虎、青竜、玄武、朱雀の4つから構成されています。

燃える炎を背景に、獏、白虎などの霊獣と羅漢を描いた「白虎」。
201505 560

海を背景に、青竜と、伊藤若冲(1716~1800)へのオマージュである白い鯨と象を羅漢とともに描いた「青竜」。
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天空を舞台に、蜃(しん)と霊山を、霊山を守る赤鬼、青鬼とともに描いた「玄武」。
201505 564

ラメがきらめく濃いブルーの宇宙に、朱雀と座禅をくむ羅漢や宇宙遊泳をしているかのような羅漢を描いた「朱雀」。
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制作にあたって村上は、全国の美術大学の学生から志望者を募り、24時間シフトを組んで完成させたとか。全部で200人以上ものスタッフが関わったといいます。その迫力を眼前で感じることのできる贅沢といったら…。

会場には、黄金の彫刻作品も展示されており、村上が「達磨」と呼ぶ「宇宙の産声」は、354の目と1200の歯を持つ黄金の巨体。思わず仰ぎ見てしまう、強力な魅力を放ちます。
201505 559

ポップなフラワーや、オタク・カルチャーのイメージとは異なる村上隆を発見できます。

展覧会のホームページはこちらから
森美術館

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展

ゴーギャン(1848~1903)といえばタヒチですが、1886年にパリを出て、ブルターニュのポン=タヴァンという小さな村に暮らしています。そこには、豊かな自然や素朴な人間の生活、信仰などが色濃く残り、都会を捨てたゴーギャンに大きな影響を与えたといいます。他にも多くの画家たちがこの村に魅せられて滞在し、ポン=タヴァン派と呼ばれるようになりました。豊かな色彩と象徴的な作風を持つ、ゴーギャンをはじめとする彼らの作品をパナソニック汐留ミュージアムで見ることができます。
<会期:2015年10月29日(木)~12月20日(日)>

201505 481

ポン=タヴァンの人々は、宗教的伝統や衣服に強い愛着を持っていたといいます。ゴーギャンの「ポン=タヴァンの木陰の母と子」(1886)は、深い森の小道に、ブルターニュ特有の白い頭巾を被った女性と子どもが描かれた作品。「2人のブルターニュ女性のいる風景」(1888)に登場する2人の女性も、白の被り物を身に着けています。

また、深い森は秘伝の儀式が行われ、妖精が住む神秘の場所。ポール・セリュジエ(1864~1927)「呪文或いは物語 聖なる森」(1891)には、多数の木の幹が立ち並ぶ森の中で、崇拝の儀式を行う3人の女性の姿が。聖火が灯るのは、動物のようにも見える大きな岩。深い森の奥は、深い謎に包まれています。

ジョルジュ・ラコンブ(1868~1916)「赤い土の森」(1891)も、多くの木の幹が立ち並ぶ森を描いていますが、人物は登場しません。どこまでも奥に続く細い道と、木々の間に漂う精霊のようにも見える黄金の葉。静かな神秘の森です。モーリス・ドニ(1870~1943)が描く森を彷彿とさせます。

20世紀美術の先駆けとも言われるポン=タヴァンでの芸術活動。その個性に触れることのできるよい機会です。

展覧会のホームページはこちらから
パナソニック汐留ミュージアム

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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