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カラヴァッジョ展

日伊国交樹立150周年記念としてボッティチェリ展が開催されていますが、同じ上野で、カラヴァッジョ展も始まっています。カラヴァッジョ(1571~1610)は、ルネサンス以来の規範を打ち破った変革者として知られ、後のルーベンス(1577~1640)やレンブラント(1606~1669)らに大きな影響を与えたといいます。

その技量とはうらはらに、私生活では数々の傷害事件を起こした末に、殺人を犯して逃亡。逃亡先で38歳の生涯を終えました。絵画作品においては、光と影が織りなす劇的な明暗表現を用い、人生においても、破壊的で劇的であったカラヴァッジョ。現存するのは60点といわれる作品の中から、11点を国立西洋美術館で見ることができます。
<会期:2016年3月1日(火)~6月12日(日)>

201601 107

メインビジュアル「バッカス」(1597~98)は、ぶどうの葉で頭部を飾り、ワイングラスを差し出す酒神バッカスがテーマの作品。生身の少年にしか見えないバッカスは、ベッドのシーツを纏い、腰の帯をいじりながら、誘うようなまなざしを向けています。手前には、熟した果実。甘美なワインと果実と少年。少年愛を想像してしまいます。

「ナルキッソス」(1599)は、水面に映る自分の姿に恋をしたナルキッソスが、闇から浮かび上がるように描かれています。水面の自分を抱き寄せようと左手を差し入れ、口づけしようと顔を寄せるナルキッソス。彼以外のものは描かず、光と影のみのドラマティックな演出が美しい作品です。

「トカゲに噛まれる少年」(1596~97)は、カメラのなかった時代に、トカゲに指を噛まれた少年が痛さと驚きを感じた一瞬を描きとった作品。少年の目、口、鼻、指先、そして髪の毛に至るまで、驚きと恐怖が伝わってきます。

カラヴァッジョの作品に加え、カラヴァッジョの画法を模倣し継承した「カラヴァジェスキ」と呼ばれる同時代及び次世代の画家の作品も展示され、見比べることができます。2014年に発見されたカラヴァッジョ「法悦のマグダラのマリア」(1606)が世界初公開となるのも話題の展覧会です。

展覧会のホームページはこちらから
国立西洋美術館

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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