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横尾忠則 迷画感応術

世界的に評価の高いグラフィックデザイナー横尾忠則(1936~)が、ピカソやダ・ヴィンチなど世紀の芸術家へのオマージュとして描いた、遊び心あふれる作品群が、箱根の彫刻の森美術館で展示されています。彼らの名画をモチーフとした、横尾流の迷画のかずかずが楽しめます。
<会期:2016年3月19日(土)~8月28日(日)>

201601 579

レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」(1503~19)の背景の前に立つのは、ピンクの肌にタトゥーを入れた金髪のポップな女性。奔放なポーズと原画とのギャップが悩ましい「モナリザとタトゥー」(2003)。

フットボールをする4人の男性を描いたアンリ・ルソー「フットボールをする人々」(1908)。横尾の同名の作品(1967)には、ボールの替わりに自分の頭部をなげる男性が。同じくアンリ・ルソーの「眠れるジプシー女」(1897)は、月夜の砂漠で眠るジプシーに近寄る1匹のライオンを描いた作品。ライオンはジプシーを襲うでもなく佇んで、詩的な月の光に包まれて、静かに時間がとまっています。横尾の「眠れるジプシー」(1967)には、ジプシーの姿はなく、ライオンだけが口から血をしたたらせて…。

岡本太郎「夜」(1947)は、枝を伸ばす大樹が青白く光り、ナイフを後ろ手に持った少女が、枝から顔をのぞかせる小さなドクロと対峙しています。一方、横尾の「夜の会合」(1997)は、枝は赤く光り、枝の向こうには星で形作られた大男の顔が。ナイフを持った少女は枝に乗り、枝と枝の間には、無数の脳が置かれ、枝は男の血管のようにも見えてきます。

ベラスケス「ラス・メニーナス」(1656)と自然の風景が渾然一体となった「集合と分散―その力の働き」(1991)も摩訶不思議な1枚で、モチーフとなった名画と横に並べて鑑賞したい作品ばかりが並んでいます。

また、会場の前には、カラフルな車が1台。よく見ると無数の丸いパレットで彩られています。横尾は作品を紙皿を使ったパレットを用いて制作しており、1枚のパレットからひとつの作品が創出されるとか。パレットも作品として、数百点分が大切に保管されているそうです。そのパレットから生まれた横尾デザインによるsmartアートカー(2016)。3月に、六本木のメルセデス・ベンツコネクションでプレス発表も行なわれたとのことです。時空を超えて迷画の中に連れて行ってくれそうですね。

201601 580

展覧会のホームページはこちらから
彫刻の森美術館

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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