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ムルロ工房と20世紀の巨匠たち

石版石の上に直接ペンや筆で描くことのできるリトグラフは、意図や感情をそのまま表すことができるとして画家たちに好まれました。20世紀の偉大な芸術家たち―ピカソ、マティス、シャガール、ミロ、ブラック、フェルナン・レジェなどを迎え入れ、リトグラフを芸術の表現手段にまで高めた名高い工房が、パリの「ムルロ工房」です。ムルロ工房が手がけた版画、ポスターなど約300点を集めた展覧会が、神奈川県立近代美術館葉山で開催されています。
<会期:2015年5月24日(日)~7月20日(月)>

201505 149

1921年のパリ。フェルナン・ムルロ(1895~1988)は、父の死に伴い、リトグラフ印刷所を受け継ぎます。以降、ムルロ工房で制作した作品の出来栄えに満足した芸術家の輪が広がり、1930年代を通じて、フランス国内最高のリトグラフ工房として認められるようになったそう。

リトグラフは、画家と職人との共同作業。画家を理解し、インクや版を調整する技術の高い職人の存在が不可欠でした。マティスはガストン・テュタン、シャガールはシャルル・ソルリエというように、決まった職人が画家を担当するようになったといいます。ムルロ工房は、ヘンリ・ムーア、ポール・デルヴォ-など国外の芸術家からも依頼を受け、1960年にはニューヨークに支社を設立するほどになりました。

会場には、シャガールの「ダフニスとクロエ」(1961年刊)などのリトグラフ作品に加え、世界でもっとも美しい雑誌と謳われた芸術文芸雑誌「ヴェルヴ」(1937年創刊)も。同誌に掲載するすべてのリトグラフを依頼されましたが、フェルナン・ムルロは、7000部の質を管理することへの懸念から、最初は難色を示したといいます。国立美術館や画廊で開かれた展覧会ポスターも、芸術性の高い仕上がりです。

梅雨空の続く毎日ですが、葉山でパリの風を感じてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事もぜひ
巨匠たちのアートポスター パリ・ムルロー工房から

展覧会のホームページはこちらから
神奈川県立近代美術館葉山

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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