滝平二郎 きりえの夏

「モチモチの木」の豆太に誘われ、ギャラリーに足を踏み入れると、滝平二郎のきりえ世界が広がっていました。1970年より朝日新聞に連載されたきりえの中から、「夏」をテーマとしたきりえ原画が、ノエビア銀座ギャラリーで展示されています。
<会期:2015年6月29日(月)~8月21日(金)>

201505 143

滝平二郎という名前に聞き覚えがなくても、絵本「モチモチの木」は知っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。滝平二郎の代表的な絵本作品です。また、新聞の日曜版にカラーで連載されたシリーズを、見た記憶があるという方もいらっしゃるかもしれません。黒のラインを生かした滝平のきりえを見ると、やさしさの中に力強さを感じさせる独自の世界に引きこまれます。

描かれているのは、夏という季節の風物や人々の暮らしです。七夕の竹を切った父親と、短冊を縁側で書く子どもたち。みんなで川に入り、魚を捕って遊ぶ子どもたち。つるを伸ばすゆうがおと、柄杓で水を飲む子どもたち。背の高さほどもある、夏草茂る原っぱを行く子どもたち…。自然や季節に寄り添って生きる―忘れかけていたそんな豊かさをよみがえらせてくれるようです。

登場する少年、少女に自分を重ね、心がきりえ世界を遊びます。郷愁を誘われ、やさしい気持ちになれるのはもちろんですが、グラフィカルな構図や色彩の美しさにも目を奪われます。今見ても古びていない、作品の力ですね。きりえ作品以外にも、絵本「はだかの王さま」の滝平原画をモチーフにしたアロハシャツや、「モチモチの木」の豆太のオブジェも会場で迎えてくれます。

きりえの夏を感じに、出かけてみてはいかがでしょうか。

展覧会のホームページはこちらから
ノエビア銀座ギャラリー

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

プロフィール

青い鳥

青い鳥
心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSS
リンク
QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: