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印象派を超えて 点描の画家たち

1874年、第1回印象派展が開かれた際、当時の人々は、その明るい色調に驚いたといいます。印象派の画家たちは、パレットの上で色を混ぜずに、それぞれの色彩を点のようにキャンバスに置いていく技法で、戸外のまばゆい光を表現しました。そんな印象派の風景画から、モンドリアンの抽象画まで、「点描」をキーワードに読み解く展覧会「印象派を超えて 点描の画家たち」が国立新美術館で開催されています。

<会期:2013年10月4日~12月23日>

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印象派としておなじみのモネ、ピサロ、シスレーたちの細かい筆触を生かした風景画は、移ろう光やそよぐ風をも感じさせ、生き生きとして印象的です。1840年代にチューブ入りの絵の具が開発されたことが、戸外の自然の中で描く印象派の登場を促したともいわれています。

一口に点描といっても、点の大きさや、キャンバスに置かれる色彩の組み合わせによって、作品の印象が大きく異なります。スーラは、補色など、色の持つ効果を科学的に分析し、色彩をより小さな純色の点に分解して作品を描き(分割主義)、新印象派と名づけられました。印象派が持つ躍動感とは違い、均衡のとれた穏やかな趣きが感じられます。

ゴッホも、スーラやシニャックの影響を受け、分割主義を試みた時期もあったそうです。毛糸玉を使って、色の効果を研究したとか。ポスターに使用されている「種まく人」(1888年)の地面は、オレンジと青という対照的な色彩を用い、長めの点描で描かれていますが、ゴッホならではの力強い個性が感じられました。

また、マクシミリアン・リュスの「鋳鉄工場」(1899年)は、工場の労働者を描いていますが、溶けた鉄の発する光や熱、蒸気を点で描いており、風景画に慣れた目には、とても新鮮に映ります。本展覧会の作品の所蔵はクレラー=ミュラー美術館ですが、美術館を建築したアンリ・ヴァン・ド・ヴェルドの線の技法で描いたパステル画も、これ以外で鑑賞できる機会はないのではないでしょうか。知らなかった画家に出会えることも魅力な展覧会です。

展覧会のホームページはこちらから
国立新美術館


テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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