生誕100年! 植田正治のつくりかた

故郷である山陰地方を生涯の拠点とした写真家の植田正治(1913~2000)。1994年、福山雅治の「HELLO」のジャケット撮影をしたことから、福山が植田を「師」として尊敬し、写真の世界に入るきっかけとなった人物でもあります。そんな植田正治の生誕100年を記念した回顧展「植田正治のつくりかた」が、東京ステーションギャラリーで開催されています。
<会期:2013年10月12日~2014年1月5日>

 中学生の頃から写真に夢中になった植田正治が、初めて雑誌に初入選したのは、1931年、18歳のときでした。そして、1939年、植田の代名詞ともいえる「演出写真」の第1作「少女四態」が、第13回日本写真美術展で特選を受賞します。横を向いたり、膝をかかえたり、絵のモデルのように違うポーズをとる4人の少女を、今見ても、モダンでしゃれた構成で配置した作品です。

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看板に使用されているのは、「パパとママとコドモたち」(1949年)。それぞれの人物のポーズと立ち位置、そして独特の「間」のある構成が、現実とも非現実ともつかない、彼ならではの世界観を醸し出していますね。この写真は、植田が「海浜スタジオ」と呼ぶ、家から自転車で5分くらいの砂浜で撮影されたのだそうです。

1983年、妻が他界し失意の植田に、演出写真にも登場した次男が、ファッション写真の撮影を提案し、取り組むようになります。なんと、70歳で植田が制作した、キクチタケオのファッションカタログは大きな反響を呼びました。展覧会には、90年代以降、取り組むようになった合成写真など、多彩な作品が展示されています。

1994年には、フランス文化庁が20作品を購入するなど、フランスでも評価の高い、植田正治の世界観が堪能できる展覧会です。

展覧会のホームページはこちらから
東京ステーションギャラリー


テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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