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木々との対話 再生をめぐる5つの風景

展示室に足を踏み入れたとたん、木の香りに包まれ、穏やかですがすがしい気持ちになります。國安孝昌(くにやすたかまさ)、須田悦弘(すだよしひろ)、田窪恭治(たくぼきょうじ)、土屋仁応(つちやよしまさ)、舟越桂(ふなこしかつら)、木を素材とした彫刻やインスタレーションに取り組む5人の作家の展覧会が、東京都美術館開館90周年記念展として開催されています。
<会期:2016年7月26日(火)~10月2日(日)>

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白木を見たときに覚える、無垢で神秘的な感覚。それがそのまま作品の印象と重なるのが土屋仁応(1977~)の木彫作品です。身近な動物や架空の生き物を仏像彫刻の技法を取り入れて彫り出し、瞳に水晶をはめ、着色して完成させます。無垢な魂を宿し、静かに佇む動物たち。幻想の森に迷い込んだかのような思いにとらわれます。

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土屋仁応 森(2012)

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土屋仁応 牡羊(2012)

独特の気品がある木彫の半身像で知られる舟越桂(1951~)。函館のトラピスト修道院から聖母子像を依頼されたことが転機となったといいます。どこか聖的なニュアンスを感じるのはそのせいでしょうか。大理石で作られた、左右どこを見ているのかわからない目。心の中をみつめているような、遠いまなざしにも魅了されます。彫刻の前に必ず行なうというドローイングも見ることができます。

國安孝昌(1957~)は、丸太と陶ブロックを積み上げたダイナミックなインスタレーションが信条。高さ10メートルの巨大空間に出現する作品は迫力があり、どこか、原始の神に向かって積み上げられているようにも感じられます。

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國安孝昌 静かに行く人は、遠くへ行く。(2016)

須田悦弘(1969~)の繊細で本物と見まがうような植物の彫刻作品は、思いもかけない場所に置かれており、それを探すのも楽しみのひとつ。壁の隅や展示空間の隙間、そして展示室以外にも…。

田窪恭治(1949~)は、廃材に金箔を貼って、作品として再生。自らが成長し、建築物や道具、そしてアートとして新たな命を育む「木」。それぞれの作品とどんな対話が生まれるでしょうか。

展覧会のホームページはこちらから
東京都美術館

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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