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大浮世絵展

菱川師宣、鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳、月岡芳年、小林清親、川瀬巴水・・。江戸時代初期の風俗図屏風から、浮世絵の黄金期を経て、大正・昭和の新版画まで、浮世絵の全歴史が堪能できる展覧会「大浮世絵展」が、江戸東京博物館で開催されています。
<会期:2014年1月2日~3月2日>

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浮世絵は、文字どおり、浮世を描いた絵ですから、当時の風俗や風景を知ることができ、江戸の歴史や文化の資料として重要です。また、いきいきと日常を描いた画風や、大胆な構図、明るい色使いが、ヨーロッパの印象派の画家たちに影響を与えたこともよく知られています。芸術的に高い価値を持ちながら、版画という技法の発達によって、大衆が手にすることができたことも浮世絵ならではの特長ですね。まさに、世界に誇る日本の文化といっても過言ではありません。

 美人図、役者絵は、あまりにも有名ですのであえて触れませんが、19世紀に入って新ジャンルとして加わった風景画に心惹かれます。たとえば、歌川広重(1797~1858)の最晩年作「名所江戸百景」。吉原の一室を描いた「浅草田甫酉の町詣」は、富士山が見える開け放たれた障子窓から外を眺め、事が終わるのを待つ“猫”という構図。ゴッホが模写した「大はしあたけの夕立」は、隅田川にかかる新大橋で、突然の夕立に足早になる人々を描いていますが、雨の表現が秀逸です。

広重といえば、明治の広重と呼ばれた小林清親(1847~1915)の、輪郭線を用いず、光と影を強調して描いた「光線画」を初めて見ました。「日本橋夜」(1881)は、日本橋を行き交う人々を黒いシルエットで表現し、ガス灯の光と対比させた作品。変貌する都市“東京”の雰囲気が際立っています。そして、昭和の広重と呼ばれた川瀬巴水(1883~1957)。巴水については、ぜひ、こちらもお読みください。
生誕130年 川瀬巴水展―郷愁の日本風景

また、斬新な発想で次々と新機軸を打ち出した歌川国芳(1797~1861)も見逃せません。「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」は、錦絵3枚を横に並べたワイド画面。難破船に天狗が飛び交い、背後には巨大なワニザメという恐ろしさです。かと思えば、猫が集まって「うなぎ」の文字をかたどった「猫の当字 うなぎ」。ぎの濁点は、うなぎの頭部で描かれています。牡丹の花びらが、よく見ると獅子の顔で形作られた「深見草獅子彩色」など、ユーモラスな作品も。

パンフレットにあるとおり、「あなたの好きな浮世絵に出会える」展覧会です。

展覧会のホームページはこちらから
江戸東京博物館

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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