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ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション

ミラノの名門貴族に生まれたジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリ(1822~1879)は、24歳の若さで先祖代々の美術コレクションと財産を受け継ぎ、自らも蒐集を始めるようになります。17世紀に建てられた邸宅は、コレクションを飾るにふさわしい室内装飾が施され、武具や武器、宝石、タペストリー、絵画などのコレクションで埋め尽くされました。この美の館は彼の遺言によって、彼の死の2年後、邸宅美術館「ポルディ・ペッツォーリ美術館」として一般に公開されますが、コレクション約80点をBunkamuraザ・ミュージアムで見ることができます。
<会期;2014年4月4日~5月25日>

 181.jpg

展示空間は、邸宅の1室1室を思わせる小さめの空間に区切られています。それぞれの空間の壁面は、当時の邸宅室内のモノクロ写真で覆われていたり、展示品に合わせて、グレー、グリーン、パープルと色が変化します。コレクションだけでなく、展示空間を堪能できるのもうれしい展示です。

たとえば、装飾性豊かな武具や甲冑は、当時のネオゴシック様式の武器室のモノクロ写真を拡大した壁面に、展示窓を開けて飾られています。19世紀後半のヨーロッパでは、さまざまな技法を用いたタペストリーや祭壇前飾りなどの布が高価であったそうですが、細部まで緻密に表現された巨大なタペストリーも2点展示されています。大きな階段状の段をつくり、タペストリーを斜めに立てかける展示方法で、迫力があります。

テンペラ画も数多く展示されており、展覧会のメインビジュアルであるピエロ・デル・ポッライウォーロの「貴婦人の肖像」(1470頃)は、グリーンの壁面に。15世紀に流行した横顔の肖像画ですが、青空をバックに優雅な美しさが際立っています。前を見据えた気品ある表情と、丸みをおびた身体のフォルム。髪飾りやネックレス、花模様が織り出された豪華な衣装の質感も見事です。宝石や糸の輝きの質感は、やはり本物の作品を見ることでしか感じることができません。

また、鍍金された真鍮でつくられた卓上時計のコレクションは、鐘塔や書物、地球儀などが精巧にかたどられ、美しさに眼を奪われます。背景には当時の展示室のモノクロ写真があしらわれ、時計の金があざやかに映える展示方法です。

ミラノの貴族の華麗な美意識にひたってみてはいかがでしょうか。

展覧会のホームページはこちらから
Bunkamuraザ・ミュージアム

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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