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生誕120年 武井武雄の世界展

長野県岡谷市に生まれた武井武雄(1894~1983)は、東京美術学校卒業後、1921年から「コドモノクニ」「キンダーブック」などの児童雑誌に、子ども向けの絵を描き始めました。彼の信念は、「子どものために描かれる絵画は、それ自体がすぐれた芸術作品でなくてはならない」ということ。童話の添え物ではなく、子どもの魂に触れる絵を目指し、それは大人にとっても芸術性の高い作品でした。武井武雄の童画、版画、刊本作品など約400点を、横浜高島屋で見ることができます。京都、大阪にも巡回します。
会期:2014年4月23日~5月5日 横浜高島屋
   2014年5月8日~5月19日 京都高島屋
   2014年8月6日~8月18日 大阪高島屋

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「イソップ物語」や「おやゆびひめ」などを題材とした童画作品も楽しめますが、武井は、1935年ごろより版画を創作するようになり、1944年には、恩地孝四郎の推薦で日本版画協会の会員にもなります。「鳥の連作」(1969)は、抽象表現による創作木版画のシリーズ作品ですが、図案的な味わいで、武井のデザインセンスが発揮されています。雑誌「コドモノクニ」のロゴも武井が手がけたものです。

そして、出来ばえに圧倒されるのが、刊本作品です。絵と文だけでなく、本の装丁や、紙や活字の選択まで自ら行った小型の私刊本で、300部限定を原則に上梓されました。全部で139点の刊本作品は、「本の宝石」と呼ばれ、半世紀にわたる武井のライフワークとして知られています。

寄木細工の箱から着想し、名工が絵を寄木細工で形にした「木魂の伝記」(1957)、紙に螺鈿(貝殻の真珠色に光る部分を薄片にし、表面にはめ込む工芸技法)を細工した「人魚と嫦娥」(1966)、絵を糸にさいて横糸とし、絹糸を縦糸としてゴブラン織りの手法で作った「笛を吹く城」(1968)、パピルスを種から栽培して作った「ナイルの葦」(1980)など、1回ごとに技法と素材が異なる、入魂の作品群には息をのみます。

溢れるアイディアと情熱で、さまざまな芸術分野で飽くなき挑戦を続けた武井武雄の世界にひたってみませんか。

展覧会のホームページはこちらから
横浜高島屋

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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