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ブラティスラヴァ世界絵本原画展 絵本をめぐる世界の旅

スロヴァキア共和国の首都、ブラティスラヴァで2年ごとに開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」。実際に出版された絵本の原画を対象とした、世界最大規模の絵本原画コンクールです。2013年秋に開催された第24回展より、受賞作品やピックアップ作品が平塚市美術館で展示されています。
<会期:2014年7月19日(土)~8月31日(日)>

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グランプリは、エヴェリーネ・ラオべ&ニーナ・ヴェーアレの「大洪水」(2011・スイス)。軽妙なタッチで細部まで描かれた、ノアの箱舟を題材とした鉛筆画です。箱舟につがいで乗り込むたくさんの動物たち。洪水で滅ぶ堕落した人間たち。箱舟の中にいたものだけが生き残りますが、ひとりの妊婦の姿が、新たな命をつなぐ希望に。

一口に原画といっても、さまざまな技法で描かれていることに驚きます。ユ・ロン「雲みたいな九官鳥」(2012・中国)は切り絵。きくちちき「しろねこくろねこ」(2012・日本)は墨絵。ダニエラ・オレイニーコヴァー「13歳」(2011・スロヴァキア)は、版画のような味わいのデジタル技法。エヴァ・ヴォルフォヴァ―「いばら姫のルージェンカ」(2011・チェコ)は刺繍や布のコラージュなど、子どもたちの夢を育むために、技法にも工夫が凝らされています。

ウェン・シュウ=チェン「見えないおはなし」(2011・グアテマラ)は、図書館に並んでいる本、天井のアーチなどを白い切り紙で表現し、その上に、色鮮やかな紙をちぎって、本の中の物語の世界を表現。紙の重なりによる奥行きが面白い作品です。フェリドゥン・オラル「おばあちゃんは誰に似ているの?」(2013・トルコ)は、動物のものまねをしてお話をしてくれた祖母を忍んで、祖父と会話をするお話。壁にかかった祖母の写真の顔が、ものまねをしてくれたうさぎやりす、かえる、羊、ふくろうなどに変化し、どれもユーモラスで、愛情が伝わります。ベティ・ボーン「プルーストのマドレーヌ」(2011・フランス)のように、絵本とは思えない大人の叙情に満ちたデジタルイラストレーションも。

世界各国の原画が並び、まさに「絵本をめぐる世界の旅」。夏休みにぴったりですね。

展覧会のホームページはこちらから
平塚市美術館

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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