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ターナー展

19世紀のイギリスにおいて、歴史画に比べて地位の低かった風景画を高尚なものとしたターナー。英国最高の巨匠の大回顧展として「ターナー展」が東京都美術館で開催されています。
<会期:2013年10月8日~12月18日>

img 355

その名前は、1991年の山下達郎のシングル「ターナーの汽罐車」の歌詞にも登場しており、絵を見たことはないが、なんとなく名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。

まるで気のない声
虹色のシャンペインをかたむける君のみつめる絵はターナー
おぼろげな汽罐車が走る音も立てず
こんな夜の中じゃ愛はみつからない
こんな夜の中じゃ愛は戻って来ない・・・

アンニュイな歌詞ですが、もやのかかった大気や、拡散する光など、ターナーの絵の中に漂う文学的ともいえる詩情と、何か通じるものがあるように感じられます。

また、夏目漱石が、イギリス留学中に見たターナーの絵を深く心に刻み、後に「坊っちゃん」に登場させているのも有名なエピソードです。

「あの松を見給え、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」
これは、「坊っちゃん」の中の会話ですが、この「画」のモデルとされている「チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア」は、ターナーが同時代の詩人バイロンの詩に霊感を得て描いた大作です。廃墟と松が印象的な本作品をはじめ、スケールの大きな油彩が見られるのもこの展覧会のみどころのひとつ。

ターナーは遺言で、作品のほとんどを国家に寄贈したため、ロンドン以外で作品を鑑賞できる機会はあまりありません。ロンドンのテート美術館の協力のもと、100点を超える作品が一挙に来日しているのですから、本当に稀有な機会です。19世紀の人々のターナーへの思いを、絵の前に立って感じたいですね。

展覧会のホームページはこちらから
東京都美術館 ターナー展

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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