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芹沢銈介の世界展

型絵染の人間国宝として知られる芹沢銈介(1895~1984)。柳宗悦(1889~1961)を通じて民藝に触れ、用と美の出会いを求めるようになりました。沖縄の紅型に感銘を受け、技法を学んでもいます。独自の色彩と造形による明るく自由な作風は、染色作家をいう枠を超え、見る者を魅了します。生誕120年を記念した展覧会が横浜高島屋ギャラリーで開催されています。
横浜高島屋 2014年9月25日(木)~10月6日(月)
京都高島屋 2015年1月7日(水)~1月19日(月)
大阪高島屋 2015年1月21日(水)~2月2日(月)

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まず展示されているのは、文字を意匠化した屏風、のれん、着物などの作品。「福の字のれん」(1955)は、竹、大振りの花をあしらいながら、「福」の文字を表現。藍地に、白で縁取られた朱、からし、緑、青の色彩が、すっきりとした印象で目を惹きます。

「布文字春夏秋冬二曲屏風」(1965)は、細長い布をくねらせ、「春」「夏」「秋」「冬」の文字を表現。文字を囲むように、蝶、朝顔、ぶどう、梅など季節の風物が描かれています。茶系でまとめられた色彩がシックで、モダンな印象。

「いろは文六曲屏風」(1958)は、1文字ずつ5色を交互に用い、「い」「ろ」「は」・・の文字を表現。文字のそばには、にわとり、ぼたん、へい等、その文字からはじまる風物が。鮮やかな色彩で、楽しい屏風です。一面に「い」「ろ」「は」・・の文字が連なり、一見、唐草模様のように見える着物「いろは文着物」(1954)も。

植物など伝統的なモチーフも意匠化され、3枚ののれんの真ん中に、空に向かってのびる1本の筍をあしらった「筍文のれん」(1955)は、潔い印象。「縄のれん文のれん」(1955)は、10数本の縄をゆったりとひとつに結んだ結び目を、象徴的に表現した藍染。やわらかな線の流れが美しい作品です。

「ばんどり図四曲屏風」(1957)には、4つのばんどりがあしらわれています。ばんどりとは、藁や布で編んだ農具で、荷を背負う際に使用する背中当のこと。芹沢の手にかかると、抽象絵画のような美しさを放ちます。芹沢が好んだ、アフリカやインドネシア、アメリカの工芸品の趣も。型紙が展示されており、その細かさに息を飲みます。

1976年、パリ国立グラン・パレで、芹沢銈介展が開催されましたが、バルテュス(1908~2001)が芹沢の作品を目にとめたことがきっかけとなったそう。芹沢とバルテュスの交友はその後も続き、バルテュスの節子夫人は芹沢の着物を40年以上、愛用されているとか。

国際的にも評価が高い芹沢の美意識と感性に触れてみませんか。

展覧会のホームページはこちらから
横浜高島屋

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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