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東京都庭園美術館リニューアルオープン

東京都庭園美術館として使用されている建物は、1933年に朝香宮家の本邸として建てられました。当時、世界的に流行していたアール・デコ様式を取り入れ、主要な部屋の内装は、フランスのデザイナー、アンリ・ラパン(1873~1939)が手掛け、フランスの室内装飾が据えられています。宮内省内にあった建築のエキスパート集団、宮内省内匠寮との日仏合作による建築物です。

 3年に及ぶ修復を終え、リニューアルオープン記念展として「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」と「内藤礼 信の感情」が開催されています。
<会期:2014年11月22日(土)~12月25日(木)>

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正面玄関には、ルネ・ラリックのガラスレリーフ。そして、大広間の天井には、格子で区切った中に40個の半円球の照明が配置され、重厚な空間となっています。モザイクの床に白磁の香水塔、朱色の壁が華やぎを添える次室。香水塔には、水の流れる仕組みが施されていたそうです。

大客室は、花をモチーフとした装飾で彩られ、ルネ・ラリックのシャンデリアや、扉のエッチング・ガラスがあでやかです。円形を描く張り出し窓から緑と光があふれる大食堂は、明るく開放感のある空間。ルネ・ラリックの照明やガラス扉には、くだものモチーフがあしらわれています。

2階には、居間や寝室があり、各部屋の照明はそれぞれ異なるしつらえとなっています。若宮の居間はステンドグラスによるペンダント照明で若々しく、妃殿下の寝室はドレープのあるシェード付照明で女性らしく、妃殿下の居間は5つのボールを組み合わせたボリュームのある演出が。

書斎は、四隅に飾り棚を設置することで室内を円形に仕上げ、机の曲線とマッチした空間に。浴室には、バスタブが据えられ、80年前とは思えない近代的な設備が整っています。

そして、注意深く鑑賞すると、マントルピースの上や鏡の前、床の上などに、小さな小さな白木の人形がさり気なく置かれています。内藤礼(1961~)の彫刻作品「ひと」(2014)です。まるで時を超えて、建築当時からずっとそこに佇んで、歴史をながめていたかのよう。私たちの住む部屋の片隅にも実は静かに佇んで、見守ってくれているような気持ちにもなりました。

今回のリニューアルでは新館が建設され、新館でも内藤礼の作品を見ることができます。色彩はごくわずかで、じっと目を凝らし、自己と向き合うように鑑賞するペインティング。気持ちもリニューアルして、帰路につけるかもしれません。

展覧会のホームページはこちらから
東京都庭園美術館

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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心が豊かになるアートを見つけに飛び立つ青い鳥です。

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