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黒田記念館リニューアルオープン

洋画家黒田清輝(1866~1924)の遺言により、その遺産で1928年に竣工した黒田記念館。黒田の油彩画約130点、デッサン約170点、写生帖などを所蔵しています。耐震工事を終え、1月2日(金)にリニューアルオープンしました。

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記念館は、中世ヨーロッパの貴族の館を参照したといわれ、階段の手すりは優美なアールヌ―ヴォ風。2階には「湖畔」(1897)、「智・感・情」(1899)、「読書」(1891)、「舞妓」(1893)の4作品のみを鑑賞できる特別室が新たに設けられました。公開は年3回。
特別室開室日
2015年1月2日(金)~1月12日(月)
3月23日(月)~4月5日(日)
10月27日(火)~11月8日(日)

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青くかすむ芦ノ湖を背景に、団扇を手にした浴衣の女性。近代洋画の父といわれる黒田の作品「湖畔」は、誰もが一度は何かで目にしたことがあるのではないでしょうか。湖と浴衣の青、山の緑。涼やかで淡い色調で、明治という時代の気品ある女性像が描かれています。想像していたよりも全体的に白っぽい印象で、着物の胸元は、ほんのかすかにはだけており、その部分に夏の温度と湿度を感じてしまいました。

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1900年のパリ万博に出品され、銀賞を受賞した「智・感・情」。異なるポーズをとる等身大の裸婦像3点です。背景は金地だったとのことですが、亀裂が生じ、今は修復されています。右手を額に、内面をみつめているような「智」。正面を向き、両手のひじから上をあげた「感」。長い髪に右手をやり、何かに悩んでいるような「情」。人体のポーズによって抽象的な観念をイメージするというと、ホドラー(1853~1918)の作品を思い浮かべます。3体が、西洋人のようなプロポーションで描かれていることも、ホドラーを想起する所以かもしれません。

黒田記念館設立当初から黒田作品を展示している黒田記念室には、遺品であるイーゼル、椅子、絵具箱が置かれ、他の作品も多数見ることができます。上野の美術館を訪れた際、ぜひ立ち寄りたい記念館です。

ホームページはこちらから
黒田記念館

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フェルディナント・ホドラー展

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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